『赤い袖先』は、数々の賞を受賞した、胸キュン時代劇。
時代劇なのに、主人公イ・サンの王妃が、なかなか出て来ません。
王妃が出てこないって、他の時代劇では考えにくいのですが・・・
それでは、本当に出てこないのか、見ていきましょう!
『赤い袖先』王妃は出てこない?
『赤い袖先』は、第22代王であるイ・サンの初恋を描いた、胸キュンドラマ。
ドロドロ好きな私も、ちょっとキュンしてしまいました。(苦笑)
ドロドロレベル的には、ドロドロレベル・ライト級ではありますが、イ・サンの初恋の相手が宮女なので、時代劇ならではの、ドロドロも楽しめます。
初恋相手の宮女は、イ・セヨンさん演じるソン・ドギム。
残念ながら、ドギムは王妃ではないんですよね~。
ちなみに、「王妃」は、王様の第一夫人のことです。
権力争いや、イ・サンの叔母であるファワン翁主が盛り上げてくれるドロドロ・そして時には胸キュンを楽しみながら『赤い袖先』を堪能!
イ・サンとドギムの恋はどうなるのかワクワクと見ていましたが、話の途中で、「んんん?」と思う事が・・・
「え? イ・サンって結婚していたの??」
という疑問が!
ちゃんと第1話から、しっかり見ていたのに、王妃がいる素振りも見せず、王妃も出てきてなかった・・・
思わず、キャストや相関図を調べましたが、どこにも載ってない!!
そうなんです。
イ・サンの王妃は、キャスティングされていなかったんです。
あえて王妃を出さずに、あくまで、イ・サンとドギムの恋にフォーカスしたドラマだったんですね。
すごく新鮮だと思いませんか?
なので、史実を調べて見たところ、
イ・サンの正室は、孝懿(ヒョイ)王妃でした。
イ・サンが10歳で、孝懿(ヒョイ)王妃が9歳の時に、結婚し、世孫嬪に。
こんなに早く結婚してたんで、びっくり。
結婚したのが、1762年。
『赤い袖先』では、イ・サンとドギムが初めて出会ったのが、イ・サンの祖母である暎嬪(ヨンビン)が死去した時だったので、1764年。
という事は、二人が出会った時は、すでに結婚していたということになります!
なんだか、ちょっと切ない・・・
王妃になったのは、イ・サンが王に即位した1776年です。
『赤い袖先』は、面白いだけじゃなく、韓国の歴史に興味を持つきっかけにもなりそうなドラマですね!
「王妃」として、ドラマには出ていない孝懿(ヒョイ)王妃ですが、視聴者に存在を示すシーンが2つだけありました。
次は、そのシーンをご紹介します。
『赤い袖先』王妃の存在を示すシーンは?
イ・サンに王妃がいたんだと分かるシーンは、2つあります。
最初の1つが、ホン・ドンノの言葉の中に登場します。
ホン・ドンノは、幼い頃からイ・サンに仕えていて、イ・サンからしてみたら忠臣というよりも、友人という存在だったはずです。
でも、これが、なかなかの曲者でした。
ホン・ドンノは、出世欲が半端なく、自分の妹のホン・ダンをイ・サンの側室にすることに成功!
ホン・ダンは、元嬪(ウォンビン)となります。
元嬪(ウォンビン)が側室になったのは、12歳。
朝廷の勢力争いのための、政略結婚が多いとはいえ、この時代の結婚年齢が、すごい若い・・・
令和の時代より、寿命も短いというのもあるかもしれませんが、どうみてもまだ子供。
今の時代に生きててよかったと思いました。
イ・サンとは、親戚になりこれから、ますます権力を持つことができると計算していたドンノに不幸がおとずれます。
側室になって1年で、元嬪(ウォンビン)が、亡くなってしまうのです。
ホン・ドンノは、ショックは相当なもので、取り乱していました。
その時のセリフで、王妃が登場!
病気で亡くなった元嬪(ウォンビン)ですが、ホン・ドンノは、孝懿(ヒョイ)王妃のせいにしたのです。
こんな登場の仕方もあるんだと、ちょっと新鮮ですよね~。
次のシーンは、ドギムが懐妊したシーン。
イ・サンの側室になるのを、断っていたドギム。
しかし、イ・サンの事を好きな事は事実で、自分の気持ちを素直に打ち明け、結ばれます。
そして、懐妊!
懐妊を知ったイ・サンはすぐに、ドギムの元に行かずに、孝懿(ヒョイ)王妃の元へ行くのでした。(孝懿(ヒョイ)王妃登場!)
ドギムは、イ・サンを1日中待ち続けていたので、泣きながら悲しみます。
孝懿(ヒョイ)王妃は、なかなか子宝に恵まれずにいたので、イ・サンは、孝懿(ヒョイ)王妃の元へ行ったのでした。
イ・サンの事情を分かっているドギムですので、頭では分かっていても、やっぱり悲しいはず・・
頭のいいドギムですので、こういうことも想定し、側室になることを断っていたんでしょうね。
と、見てきたように、孝懿(ヒョイ)王妃が、実際に登場するということはありませんでした。
しかし、孝懿(ヒョイ)王妃が存在しているという表現はありました。
視聴者にとっては、実際に登場していないので、「え?!」となるのも仕方がないですね。
ドロドロ好きな私としては、孝懿(ヒョイ)王妃も登場して、もう少しドロドロ展開を見せて欲しかったのですが・・・
史実では、孝懿(ヒョイ)王妃は、人徳があったとされているし、ドギムも孝懿(ヒョイ)王妃のことを、尊敬していたとされているので、登場してもドロドロにはならなかった可能性もありますが。(苦笑)
『赤い袖先』王妃が出てこない?! まとめ
今回の記事・『赤い袖先』王妃が出てこない?!についてまとめてみました。
♠イ・サンの王妃は、孝懿(ヒョイ)王妃。
♠孝懿(ヒョイ)王妃は、『赤い袖先』では、登場しない。
♠『赤い袖先』で、孝懿(ヒョイ)王妃の存在を占めるシーンが2つ。
①ホン・ドンノの妹である元嬪(ウォンビン)が亡くなったシーン。
②ドギムの懐妊を、イ・サンが知ったシーン。
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