『王女ピョンガン』のピョンガンは、実在の人物です。
また、夫のオンダルも実在!
今回は、ドラマの中の人物で、歴史上の人物を紹介!!
ピョンガン王女
歴史上のピョンガン王女の名前は、平岡公主!
読みは、役名と同じで、ピョンガンコンジュ。
「公主(コンジュ)」とは、王様の正室が、産んだ娘のことです。
残念ながら、生年月日など詳しい事は、分かりませんが・・・
父親が高句麗25代王・平原王(ピョンウォンワン)で、559年3月に即位していますので、この時代の人物ということになります。
このドラマは、韓国で有名な昔話「バカなオンダルとピョンガン王女」を元に作られたフィクションドラマ。
歴史上のピョンガン王女の情報があまりないので、どんな王女だったんだろうと想像をかき立てられ楽しくなりませんか?
昔話バージョンの王女は、頑固だけど、自分が信じる道をまっすぐと進む意志の強い王女でした。
ドラマでも、そんな感じですよね~。
ピョンガン役を演じているのが、キム・ソヒョンさん。
『太陽を抱く月』では、子役での出演ですが、ヒロインのライバルで意地悪な役を演じ、
『ノクドゥ伝~花に降る月明かり~』では、ヒロイン役で、気が強く男勝りな役でした。
そして、今回の役も、強い女性を美しく演じています。
子供の頃から、「王になる!」と武芸を習ってたし、腕利き刺客になるほどの強さ。
腕っぷりだけじゃなく、政治的手腕もあり、男なら、王になれる器の持ち主です。
そして何より美しい!!
戦うシーンも、王女の衣装をまとったシーンも美しいです。
実物の王女はどうだったんでしょうね~?
私の想像では、3男1女の長女なので、女の子が1人で、大事に育てられつつ、男兄弟しかいないので、おてんばだった気がします!
オンダル
ピョンガンの夫オンダルも、実在!!
「三国史記」にちゃんと記載されています。
漢字では、「温達」と書いて、読みは、ドラマと同じでオンダル。
詳しく記載されていませんが、高句麗の武将で有能で、将軍になったことは記載されています。
そして、悲しい事に「阿旦城の戦い」で戦死・・・
昔話のオンダルは、貧しい暮らしから、将軍にまで登りつめていきます。
そして、バカだと言われていますが、ただただ孝行息子で、心優しい青年と描かれています。
ナイヌさんが演じたオンダルは、貧しい暮らしはしていましたが、名だたる将軍の息子という点は、昔話とは違いますね。
目の見えない母親(ドラマでは本当は乳母ですが・・・)に対しては、孝行息子だし、心優しいところは一緒!
結婚してからのオンダルは、心が優しすぎて、見ているとちょっと辛くなってしまいました。
もともとのセンスに加えて、修行もして、すごく強くなっていきます。
戦いでは、大活躍するのですが、本当は、人を斬ったりしたくない・・・
でも、大好きな王女に、人を殺めて欲しくないから、代わりに自分が戦うという姿が、すごく切なくなる、そんな役柄でした。
ナイヌさんの演技が、素晴らしいです!!
平原(ピョンウォン)王
平原(ピョンウォン)王も実在!
高句麗の25代王で、即位期間は559年~590年。
ちなみに高句麗の初代王は、東明聖王(トンミョンソンワン)。
東明聖王(トンミョンソンワン)で、ピーンとこない方も多いかもしれません。
(歴史に疎い私だけかもしれませんが・・・汗)
ドラマ『朱蒙』で、ソン・イルグクさんが演じたチュモンが、東明聖王(トンミョンソンワン)です。
なので、ご先祖様はチュモンなんですね~。
歴史上の平原(ピョンウォン)王は、馬術や弓が得意で、国だけでなく民のことも考えるできた王でした。
キムボプレさんが演じた王とは、ちょっとかけ離れている感じが・・・
ドラマでの平原(ピョンウォン)王は、ちょっとメンタルが弱いと思いませんか?
臣下のいいなりというか、臣下の顔色ばかりうかがっていたし・・・
王女が、王宮に戻っ来て、どうにか奮起し、やっとで王の威厳を取り戻したって感じの王でした。
でも、この頼りなさがあってこそ、王女の勇ましさが引き立っていたんでしょうね!
ヨン王妃
ヨン王妃に関しては、実在していますが、本名ですら不明です。
なので、私の中では、ドラマのヨン王妃が、もう歴史上のヨン王妃の様にインプットされています。(苦笑)
ヨン王妃を演じたのは、キムソヒョンさん。
一人二役しています。
ヨン王妃は、正義の人でした。
意志の強さなんかは、娘に受け継がれていますよね~。
オン・ヒョプ将軍に助けを求めに、鎧をつけて馬に乗るシーンなんかは、すごくカッコいい!
しかも美人だし、絵になります。
ドラマはフィクションなので、そんなこともありでしょうが、実物のヨン王女だったら、さすがに鎧をつけてまでは行かないよな・・・とか思って楽しみました。
謎のベールに包まれているので、もどかしい気もしますが、想像が膨らんで、違う楽しみ方ができます!
チン王妃
チン王妃に関しても、実在していますが、本名も不明です。
平原(ピョンウォン)王には、4人の子供たちがいました。
長男は、高大元(コデウォン)で、のちの第26代王・嬰陽王(ヨンヤンワン)
次男は、高建武(コ・ゴンム)で、のちの第27代王・栄留王(ヨンニュワン)
三男は、太陽で、息子が第28代王・宝蔵王(ポジャンワン)
そして、長女はピョンガン。
ここで、嬰陽王(ヨンヤンワン)と栄留王(ヨンニュワン)は異母兄弟と「三国史記」に記されていることから、チン王妃が実在していることがうかがえます。
ドラマで、チン王妃を演じていたのは、ワン・ビンナさん。
ドロドロ系ドラマが好きな私は、チン王妃に頑張って王宮をひっかきまわして欲しかったのですが、イマイチでした・・・
ヨン王妃を陥れ、正室の座に座れたまでは、よかったですが、王女が王宮に戻ったからは、思うように事が、進まず残念!
歴史上のチン王妃は、どうだったんでしょうね~?
希望通り、実の息子がちゃんと王様になってるから、よかったのかな・・・
ウォン太子
ウォン太子は、実在し、第26代王・嬰陽王(ヨンヤンワン)です。
ドラマでは、ヨン王妃が母親ですが、母親の記述はなく、正確には不明です。
また、ウォン太子は、ピョンガンの弟となっていますが、実際は、お兄ちゃん!
兄か弟かで、ドラマの内容が違ってきますよね。
確かに、弟設定にした方が、ピョンガンのしっかりした性格の感じが、伝わりやすい。
でも、史実通り、兄設定にして、幼い頃から兄と妹が衝突し、ドロドロさせてくれるのも面白そうと思いませんか?
ちなみに、史実の嬰陽王(ヨンヤンワン)は、名君でした!
コンム
コンムは、実在し、第27代王・栄留王(ヨンニュワン)です。
コンムも、ドラマではチン王妃が母親となっていますが、実際は不明。
兄の嬰陽王(ヨンヤンワン)が、亡くなったのち王に即位します。
栄留王(ヨンニュワン)の最後は、淵蓋蘇文(ヨン・ゲソムン)が、クーデターを起こし100人の臣下といっしょに、殺害されます・・・
ドラマでは、コンム役を演じているのは、ソン・ミンジュン君。
まだまだ、小さくかわいい!!
ウォン太子と、弓の練習をしているのですが、練習したくないというコンム。
そこに、オンダルが来て、弓をひいて見せるのですが、1本目は失敗!
それを見て、楽しそうにするコンムは、めちゃくちゃ、可愛かった~。
でも、史実を見る限り、悲惨な最後を迎えるので、このまま、大きくならなければいいのになと思ってしまいます。
王族に生まれるのって、本当に大変・・・
庶民が1番!って、庶民の私は思います!
真興王(チヌンワン)
真興王(チヌンワン)は、実在の人物で新羅の24代王です。
この時代の朝鮮は、「高句麗」「新羅」「百済」の3国が、領土をめぐって、激しく争っていました。
ドラマの中でも、オンダルがいた幽霊谷にいた女の子ウォルは、百済の出身だったし、長白薬草店店主のモヨンは、新羅からきた密偵(スパイ)と、入り乱れています。
真興王(チヌンワン)の在位期間は、540年~576年。
その100年後の676年に新羅は、朝鮮半島を統一しました。
真興王(チヌンワン)は有能な王様で、外交政策だけじゃなく、人材育成にも力を入れて、朝鮮半島統一の礎(いしずえ)を築きました。
ドラマで、真興王(チヌンワン)を演じたのは、キム・スンスさん。
キム・スンスさんと言えば、『朱蒙』のテソ役がすごく印象深くて、真興王(チヌンワン)に全然見えなかった・・・(苦笑)
どちらかというと、『花朗<ファラン>』で、パク・ヒョンシクさんが演じた真興王(チヌンワン)の方がイメージ強い気がします。
キム・スンスさんとパク・ヒョンシクさんの真興王(チヌンワン)を、見比べるのも楽しいですよ!!
『王女ピョンガン』実在した人物は? まとめ
今回の記事・ピョンガン王女は実在した!について、まとめてみました。
♠実在した人物は、8人。
・ピョンガン王女
・オンダル
・平原(ピョンウォン)王
・ヨン王妃
・チン王妃
・ウォン太子
・コンム
・真興王(チヌンワン)
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